メディカルダイエット・GLP1皮下注射
GLP1とは小腸から放出されるインクレチンと呼ばれる成分の一つであり、糖尿病治療薬として広く使われています。
GLP1は様々な臓器に作用し臓器保護や抗炎症作用などの効果も期待されています。糖尿病については膵臓β細胞に作用しインスリンの分泌を血糖依存性に促すことで血糖値を下げるとされています。
そのため、血糖値が高い時にのみ血糖降下作用が出現し、低血糖を引き起こしにくい薬剤とされています。
また、GLP1の作用の中には消化管の動きの抑制、脳に作用し満腹中枢の刺激をすることで過食の抑制につながる効果が期待されています。
一部の薬剤には特定の医療機関でのみの使用ですが、肥満症に対する保険適応があります。
当院のGLP1皮下注射療法では「マンジャロ」を使用しています。マンジャロはGLP1とインクレチンの他の成分であるGIPを配合した薬剤です。
2種類の薬剤効果により従来のGLP1作動薬とは異なる効果が期待されている薬剤です。日本国内で糖尿病の治療薬として厚生労働省より認定され広く使用されており、国内の医薬品卸業者より納入しています。
当院は糖尿病内科を標榜しておりGLP1皮下注射の療法について熟知した医師やスタッフの指導下で行うことができます。
メディカルダイエットについて
マンジャロは糖尿病治療薬として使用されていますが、その臨床データには血糖値の改善作用以外にも5%~10%の体重低下のデータも示されています。従来の肥満の改善には厳密な食事管理や運動によるカロリー消費が必要ですが、マンジャロを利用することで自然と食欲が抑えられストレスなく肥満の改善効果を実感することができます。当院ではBMI25以上のいわゆる肥満状態に適合する人を対象としています。
メディカルダイエットを行えない人
- ● 20歳未満、70歳以上の人
- ● BMI25未満の人
- ● 糖尿病がある人(保険診療での糖尿病治療をすすめます)
- ● 妊娠中、授乳中、妊娠の可能性がある人
- ● 重度の肝障害・腎障害、腸閉塞、内分泌疾患、膵臓疾患がある人
- ● 摂食障害(拒食症など)
- ● 悪性腫瘍(癌)の治療中
- ● 自己注射を行うことができない人
※副作用:嘔気、食欲不振、胃もたれ、便秘、下痢、注射部位の内出血・痒み・痛み・熱感・硬結まれにアレルギー、発疹、動悸、アナフィラキシーを起こすことがあります。重大な副作用として低血糖、膵炎、腸閉塞があります。
メディカルダイエットの流れ
☆初回導入は完全予約制です(月・火・木・金曜日 午後)。またWEBでの予約は受け付けておりません。必ず受付もしくは電話での予約をお願いします。
初回導入時に身長・体重の測定、既往症の確認、採血検査を行い肝機能・腎機能・糖尿病の状態に問題がないかを確認します。医師より検査結果とメディカルダイエットの流れの説明を行い、看護師から注射の方法について説明します。
週に1回、自身で腹部もしくは大腿部に皮下注射を行います。
2.5mgによる注射を2週間行い、副作用の確認をします。
その後も4週間ごとに副作用の出現や体調・体重の確認をしていきます。8週ごとに重度の副作用が出現していないか採血検査を行い確認します。メディカルダイエットの期間は約6か月を区切りとし終了します。
| 費用 |
| マンジャロ2.5㎎ |
1本 5,000円(税込) 4週間で20,000円 |
初回診療時は診察料として2,200円(税込)と血液検査費用として3,500円(税込)を別途ご負担していただきます。
2回目以降は診察料として1,100円(税込)、8週ごとの血液検査3,500円(税込)が別途かかります。
※以下の条件が確認された場合メディカルダイエットの中止を指示します。これは安全性を確保するための対応となりますのでご了解ください。
・BMI23以下まで体重低下が認められた場合
・採血検査で異常値が認められた場合
※マンジャロは糖尿病治療薬として承認されている医療用医薬品でありますが、メディカルダイエットには、適応外使用となります。そのため、当院では糖尿病専門医が指導を行っています。